7月13日、ベルギーのブリュッセルで開催されたEU、中国、カナダ共催の気候行動に関する閣僚会合で、次期アラブ首長国連邦(UAE)COP28議長であるスルタン・アル・ジャベールがCOP28に向けたビジョンを示すスピーチを行った。
COP28まで5ヶ月を切り、本ビジョンはCOP28の成果として、「移行の迅速化・気候変動資金の固定化・人々、生命、生活への焦点化・完全な包摂性による全ての下支え」の4つの主要分野を掲げている。
また、スルタン・アル・ジャベールは、COP28における第1回グローバル・ストックテイクの成果に関する重要な要素について政治協議を行うため、南アフリカのバーバラ・クリーシー環境・林業・漁業大臣とデンマークのダン・ヨルゲンセン開発協力・世界気候政策大臣の支援を要請した。グローバル・ストックテイクは、パリ協定の進捗状況のレビューである。COP28では、GSTに対応する各国政府は、世界の気候変動対策を軌道修正するための変革的な計画を打ち出す機会を得る。
【参照ページ】
(原文)COP28 President Al-Jaber sets out plans for climate talks – E3G responds
(日本語参考訳)COP28議長、国連気候サミットのアジェンダを発表