ENGIE、EV充電スタンドブランド「ENGIE Vianeo」立ち上げを発表

6月15日、仏電力・ガス大手ENGIEは、新たなEV充電スタンドブランド「ENGIE Vianeo」の発足を発表した。2025年までにフランス国内で自動車および大型貨物車用に1.2万カ所のEV充電スタンドを整備することを目標としている。

ENGIE Vianeoは、フランス国内のEVドライバーに対し、充電インフラの設置から電力供給、メンテナンス、整備に至るまで、モビリティ・ソリューション一式を提供する。

6月以降、ENGIE Vianeoは、フランス全土ですでに稼動している最初の1,000カ所の充電スタンドに展開される予定である。APRR、SANEF、Vinci Autoroutes、ESSO(Certas Energy France)の高速道路ネットワークにある800以上の充電スタンド、フランスの20都市にあるインディゴ駐車場35カ所、ストラスブール都市圏、エピナル都市圏、エクス・マルセイユ・プロヴァンス都市圏の道路脇充電スタンド、数百のB&BホテルやNorautoサイトの駐車場で利用できる。

専用ウェブサイトと新たなモバイルアプリでは、フランス全土のENGIE Vianeoステーションと充電スタンドをリアルタイムで確認できるマップを提供する。また、車種やバッテリー残量に合わせたなルート案内も行う。

ユーザーは、モバイルアプリ、非接触型銀行カード、「Ma Carte de Recharge」などの充電カードの3つから支払い方法を選択できる。

ENGIE Vianeoは、高速道路のサービスステーションでは1kWhあたり0.57ユーロ(約90円)、CERTAS Energy Franceと提携するESSOサービスステーションでは1kWhあたり0.69ユーロ(約109円)で300kWの充電を提供している。供給される電力は100%グリーンで、水力・風力・太陽光といった再生可能エネルギーから生産されている。

【参照ページ】
(原文)Electric mobility: ENGIE Group launches the ENGIE Vianeo brand
(日本語訳)ENGIE、EV充電スタンドブランド「ENGIE Vianeo」立ち上げを発表

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESMAのESG評価機関規則がもたらす変化と企業への影響(26年7月適用)

    2025-6-30

    ESMAのESG評価機関規則がもたらす変化と企業への影響(26年7月適用)

    2025年6月20日、欧州証券市場監督局(ESMA)が策定を進める新たなESG評価規則「Regul…
  2. 2025-6-26

    EU炭素国境措置、簡素化で合意 中小企業の9割が対象外に

    6月13日、欧州議会とEU理事会は、域外からの輸入品に事実上の炭素税を課す「炭素国境調整メカニズム…
  3. 2025-6-25

    IFRS財団、ISSB基準の実務導入を支援する新eラーニングモジュールを公開

    6月13日、IFRS財団は、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が策定した基準の理解と導入を…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る