ØrstedとWWF、ネイチャーポジティブ実現に向けデンマーク領北海で海洋再生プロジェクトに着手

6月20日、デンマーク電力大手Ørstedと世界自然保護基金(WWF)は、洋上風力発電でのネイチャーポジティブ実現に向け、「BioReef」を展開すると発表した。本プロジェクトは、健全な海洋生態系を維持するために、デンマーク北海の野生海域で、かつて一般的であったヨーロッパヒラガキやウマヅラガイの生物礁の回復促進を目的としている。ØrstedとWWFは、デンマーク工科大学水生資源研究所(DTU Aqua)と緊密に協力していく。

デンマーク北部にあるDTU Aquaの大規模孵化場と初期生育のための実験用保育所は、本プロジェクトにおけるヨーロッパヒラガキとウマヅラガイの生産と展開の中心的役割を担っている。この孵化場での研究は、同様の海洋再生活動の種を生産するために、他の場所でも実施可能なプロトコルにつながる。

【参照ページ】
(原文)Ørsted and WWF embark on marine restoration project in the Danish North Sea to contribute to ocean biodiversity
(日本語訳)ØrstedとWWF、ネイチャーポジティブ実現に向けデンマーク領北海で海洋再生プロジェクトに着手

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-11

    バークレイズ、サステナブルファイナンスで累計2,200億ドルを達成

    7月29日、英国大手銀行バークレイズは、2025年上半期のサステナビリティ投資家向けプレゼンテーシ…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る