12月13日、カーギルとCAREは、女性を中心とした小規模農家や起業家の生活と経済発展を改善するためのパートナーシップを拡大し、カーギルは今後3年間で1,400万ドル(約19億円)を拠出し、世界の飢餓危機が深刻化する中、より大きなインパクトを与え、農村の農業コミュニティーの回復力を高めることを目指すと発表した。
CAREとカーギルは長年のパートナーであり、60年以上にわたり、コートジボワール、ガーナ、グアテマラ、ホンジュラス、インド、ニカラ グア、インドネシアなど13カ国で460万人以上を対象に34のプログラムを共同で開発し実施してきた。
持続可能で食料安全な世界の促進プログラムの第3期としてリニューアルされたPROSPERは、ベナン、コスタリカ、コートジボワール、ガーナ、グアテマラ、ホンジュラス、インドネシア、ペルー、フィリピン、ベトナムの10カ国にわたる11プロジェクトを支援する予定である。世界の食糧の50%以上が女性によって生産されていることから、PROSPERは3つの主要分野に焦点を当てる。
- 女性の包括的な市場へのアクセスを可能にし、より大きな生産を実現し、小規模農業の利益を拡大し、食料安全保障を確保する。
- 市場情報、改良普及、投入資材、成功に必要な技術や金融サービスへのアクセスを改善し、女性の生産的農業資源へのアクセスを高める。
- 女性とより広いコミュニティのための制度改革を提唱するための戦略的パートナーシップを強化・拡大する。
PROSPERは、数十年にわたるエビデンスと学習に基づいて構築されており、長期的な持続可能性を促進するために、コミュニティへの関与とシステム強化のアプローチに根ざしている。農民学校、コミュニティベースの適応、村と貯蓄貸付組合(VSLAs)、男性や少年の参加といった革新的なアプローチを取り入れ、より深いインパクトとコミュニティ全体の力を高めることを目指す。
【参照ページ】
(原文)CARE, Cargill renew partnership to support women in agriculture during worsening global hunger crisis
(日本語参考訳)CAREとカーギル、農業に従事する女性を支援するためのパートナーシップを更新