Masdar、”ダークグリーン “クリーン・エネルギー・プロジェクトに1,000億超のグリーンボンドを発行

Masdar、”ダークグリーン “クリーン・エネルギー・プロジェクトに約1,063億円のグリーンボンドを発行

7月19日、アラブ首長国連邦(UAE)を拠点とする再生可能エネルギーに特化した開発企業Masdarは、新たな「ダークグリーン」再生可能エネルギー・プロジェクトの構築資金を目的とした初のグリーンボンド募集で、7億5000万ドル(約1,063億円)を調達したと発表した。

2006年に設立されたアブダビを拠点とするMasdarは、公益事業規模の再生可能エネルギーとグリーン水素プロジェクトを世界中で展開している。同社は、世界の再生可能エネルギー容量を現在の約2,000万kWから1億kWに、グリーン水素の生産量を2030年までに100万トンに拡大する目標を掲げている。

Masdarによると、今回の発行は、2030年の目標に向けた新しい再生可能エネルギー・プロジェクトに関する同社のエクイティ・コミットメントを満たすため、最大30億ドル(約4,243億円)を調達するプログラムの第一弾となる。Masdarのグリーン・ファイナンス・フレームワークは最近発表されたもので、太陽光発電、風力発電、送配電、エネルギー貯蔵など、グリーンボンド発行による資金使途の適格カテゴリーが記載されている。

Masdarによると、調達資金は「ダークグリーン」の再生可能エネルギー・プロジェクトに投資される。

募集に対する需要は旺盛で、オーダーブックは42億ドル(約5,955億円)に達し、5.6倍以上のオーバーサブスクライブとなった。

【参照ページ】
(原文)UAE flagship renewable energy company Masdar launches first US$750 million 10-year Green Bond
(日本語参考訳)Masdar、”ダークグリーン “クリーン・エネルギー・プロジェクトに約1,063億円のグリーンボンドを発行

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-12-11

    ユニリーバがNufarmとサステナブルなオイルの生産を加速

    11月26日、ユニリーバはオーストラリアの化学メーカーであるNufarmとのパートナーシップを発表…
  2. SSBJ基準案へのFAQ解説:サステナビリティ開示準備ガイド

    2024-12-10

    SSBJ基準案へのFAQ解説:サステナビリティ開示準備ガイド

    SSBJが新基準案を発表し(2024年3月)、企業のサステナビリティに関連する情報開示の制度化が進…
  3. 2024-12-6

    金融庁、「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を発表:サステナビリティに関する開示を強化

    11月8日、金融庁は「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を公表した。本事例集は、企業がサ…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る