Schaeffler、Lhyfeと水素製造プラント建設で提携

12月16日、自動車・産業機器サプライヤーSchaefflerは、仏水素製造会社Lhyfeと、グリーン水素の製造および購入に関する意向確認書(LOI)に調印した。

Lhyfeは、モビリティおよび産業用アプリケーション向けのグリーン水素を製造・供給している。同社は、ドイツのヘルツォーゲンアウラッハにあるSchaefflerの敷地内に、最大15MWの電解プラントを建設し、運営する予定である。2025年以降、本プラントは、同工場やその他の地域の顧客に、毎日約3.7トンのグリーン水素を供給するという。

Schaefflerは、この再生可能エネルギーへの転換と、電解プラントからの廃熱をヘルツォーゲンアウラッハの熱供給源として利用することで、CO2排出量の大幅な削減が期待できると考えている。さらに、高効率の電解プラントは、Schaefflerの他の拠点だけでなく、自治体や水素充填ステーションなど、より広い地域の潜在的な顧客にもグリーン水素を供給する予定である。グリーン水素の購入に加え、Schaefflerの電気分解スタックの利用を促進するための技術提携も、本契約の一部となっている。

【参照ページ】
(原文)Schaeffler concludes partnership with hydrogen producer Lhyfe
(日本語参考訳)Schaeffler、Lhyfeと水素製造プラント建設で提携

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  3. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る