マクドナルド、米国の物流サプライチェーンの電力負荷を100%再生可能エネルギーでカバー

マクドナルド、米国の物流サプライチェーンの電力負荷を100%再生可能エネルギーでカバー

12月15日、マクドナルドと北米物流協議会のメンバーは、レストラン大手の米国物流サプライチェーンの電力負荷の100%を再生可能エネルギーで賄うのに十分な仮想電力購入契約(VPPA)を締結したと発表した。

本契約により、マクドナルドとそのパートナーは、テキサス州にあるエネルのブルー・ジェイ・ソーラー・プロジェクトから合計189MWの再生可能エネルギーと関連する再生可能エネルギー証書(RECs)を得ることができる。

マクドナルドとパートナーは、本契約により年間47万MWh以上の再生可能エネルギーの購入を見込んでおり、これは年間17万トン以上の二酸化炭素排出、または8000万トラックの温室効果ガス排出を回避することに相当する。

今回の合意は、マクドナルドが昨年発表した、2050年までにグローバル事業全体でネット・ゼロエミッションを達成し、サプライチェーンの排出強度を31%削減するという目標を含む、すべてのスコープにおいて2030年の排出削減目標を引き上げるという公約を受けたものである。スコープ3(バリューチェーンからの排出)は、マクドナルドのGHGフットプリントのほぼ99%を占めている。

テキサス州グライムス郡を拠点とするエネルのブルー・ジェイ・ソーラー・プロジェクトは、2700エーカーの敷地に65万8000枚以上のソーラーパネルを設置し、270MWdcの太陽光発電と59MWdcの蓄電システムを組み合わせる。本プロジェクトは、2023年にフル稼働する予定である。

【参照ページ】
(原文)McDonald’s & U.S. Logistics Partners Tackle Supply Chain Emissions in New Enel Solar Energy Deal
(日本語参考訳)マクドナルドと米国のロジスティクス・パートナー、エネル・ソーラー・エネルギーとの新たな取引でサプライチェーンの排出量に対応

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-10-3

    お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    ESG Journalでは、実務に役立つ資料やツールを無料で公開しています。今回は、大好評の「開示…
  2. 2024-9-26

    デロイトが2024年CxOレポート発表:気候変動が最重要課題に

    9月11日、ニューヨーク—デロイトが発表した「2024年CxOサステナビリティレポート: ビジネス…
  3. 2024-9-25

    SAP、ESG報告の新たな統合ソリューションを発表

    9月11日、テクノロジー企業であるトムソン・ロイターズ(TSX/NYSE: TRI)は、SAPとの…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る