JPモルガン、複数プロバイダーからESGデータにアクセス・統合可能な機関投資家向けソリューションの提供を開始

6月13日、J.P.モルガン・セキュリティーズ・サービスは、機関投資家を対象に、複数のサステナブル・インベストメント(SI)データプロバイダーからESGデータの抽出と価値の最大化を可能にし、社内外のSIデータ活用の課題を解決することを目的とした新しいプラットフォーム「Sustainable Investment Data Solutions」を立ち上げたことを発表した。

本ソリューションは、JPモルガンの機関投資家向けクラウドベースのデータ管理・分析・レポート作成プラットフォームであるFusionで利用でき、Bloomberg、Equileap、FactSet、ISS ESG、MSCI、RepRisk、Revelio Labs、S&P Global、Sustainalyticsなどのデータプロバイダーとの提携を含んでいる。

本ソリューションの主な機能には、プロバイダー間のデータの互換性をサポートし、共通の識別子でデータを強化・標準化されたフォーマットでデータを提供するデータ正規化や、投資家が複数の企業階層を管理し、SIデータにギャップがある企業のデータを推定するデータ伝播ルールを設定できる階層管理、カスタム投資可能宇宙の包含・除外基準の作成と管理を行うスクリーニング、階層伝播とスクリーニング用の指標をカスタマイズできる計算がある。

【参照ページ】
(原文)J.P. Morgan Launches Sustainable Investment Data Solutions for Institutional Investors
(日本語訳)JPモルガン、複数プロバイダーからESGデータにアクセス・統合可能な機関投資家向けソリューションの提供を開始

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. コーポレートガバナンスの重要性と課題:国内での透明な開示対応

    2024-10-16

    コーポレートガバナンスの重要性と課題:国内での透明な開示対応

    コーポレートガバナンスとは、企業が持続可能な成長を遂げるための管理体制や仕組みを指す。透明で公正な…
  2. お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    2024-10-15

    お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    ESG Journalでは、実務に役立つ資料やツールを無料で公開しています。今回は、大好評の「開示…
  3. 環境省

    2024-10-15

    環境省、「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の基本的考え方」を発表

    9月26日、環境省は「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の活用に関する基本的な考え方」を…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る