カーライル、欧州の再生可能エネルギー開発プラットフォームを立ち上げ

カーライル、欧州の再生可能エネルギー開発プラットフォームを立ち上げ

11月15日、グローバルなプライベートキャピタル投資会社であるカーライル・グループは、新しい再生可能エネルギー開発プラットフォームであるTelis Energyの立ち上げを発表した。2030年までに10GW以上のプロジェクトパイプラインを整備することを目標としている。

Telis Energyはロンドンに拠点を置き、英国、フランス、スペイン、ドイツにおいて、太陽光発電を中心とした高品質な再生可能エネルギープロジェクトの開発・提携を行い、欧州の他市場への展開を目指す。

カーライルの発表は、世界の主要なプライベート・マーケット企業が、低炭素エネルギー源への移行から生じる大きな投資機会を生かそうとする姿勢を示している。プライベート・エクイティ企業の Apollo と Blackstone はそれぞれ、今後10年間でエネルギー転換と気候変動対策に1,000億ドル(約13.9兆円)の投資機会を見込んでいると発言しており、それぞれが過去数カ月の間にエネルギー転換に焦点を当てたプラットフォームを立ち上げている。

カーライルはエネルギー転換に積極的に投資している。最近では米国に特化した公益事業規模の持続可能なインフラプラットフォームCopia Powerを立ち上げ、エネルギー開発・運営会社のTenaskaから6GWの太陽光と蓄電の開発パイプラインを買収した。今年初めには、エネルギー転換に特化した投資プラットフォームの立ち上げも発表している。

【関連記事】カーライル、世界的なエネルギー転換に特化した投資プラットフォームを立ち上げ

【参照ページ】
(原文)Carlyle launches renewable energy development platform Telis Energy in Europe
(日本語訳)Carlyle が再生可能エネルギー開発プラットフォーム Telis Energy をヨーロッパで開始

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る