11月15日、グローバルベンチャーキャピタルであるEnergy Impact Partners(EIP)は、気候変動技術に特化したEIP Deep Decarbonization Frontier Fundのコミットメントが4億8500万ドル(約677億円)に達し、同ファンドの当初の目標である3億5000万ドル(約490億円)を大幅に超過したことを発表した。
今年初めに立ち上げられた本ファンドは、ネット・ゼロへの移行を加速させることを目的とした、初期段階の革新的な技術を対象としており、初期の技術検証を終えたものの、規模的にはまだ完全に成熟していない企業を中心に、極めて大きな財務的見通しを有している。
EIPは設立に際して、深層炭化における最も困難な問題を解決するために、前例のない革新の波が到来し、ゼロ炭素エネルギー、製品、商品に対する需要がこれらの新技術の市場導入を加速させ、勝者の商業的成果を促進するという基本原則に基づいて、本ファンドを構築すると発表した。
現在までに、本ファンドは、エネルギー貯蔵会社のフォームエナジー、ゼロエミッション窒素肥料会社のニトリシティー、炭素捕捉プロバイダーのカーボンアメリカ、ゼロカーボンセメント会社のサブライムシステムズなど12社に投資してきた。
【参照ページ】
(参考記事)Energy Impact Partners’ Frontier Fund Closes Oversubscribed at $485 Million