BDC、約590億円のクライメートテック・ファンドを立ち上げ

 

11月2日、カナダ・ビジネス・ディベロップメント・バンク(BDC)は、カナダの気候ティーチとクリーンテック企業への投資と支援を目的とした4億ドル(約588億円)の新ファンドを立ち上げることを発表した。

カナダのクリーンテックおよび気候技術産業の商業化とスケールアップのためのリスク資本の不足に対処しようと、2018年にBDCのクリーンテックプラクティスの6億ドル(約883億円)のファンドIが創設されたのに続き、この新しいClimate Tech Fund IIの開始により、BDCのこの分野でのコミットメントは10億ドル(約1,472億円)に達した。

BDCは、Fund Iは現在完全に投資されており、Fund IIは5年以内に完全に投資される見込みであると報告している。

BDCは、カナダの中小企業に対して融資、アドバイザリーサービス、資本を提供している。BDCのクリーンテック部門は、グローバルな機関投資家や政府の資金調達プログラムと提携し、高い潜在能力を持つクリーンテック/気候変動技術企業50社を支援している。

【参照ページ】
(原文)BDC doubles down on cleantech investment, launches new $400M Climate Tech Fund II
(日本語訳)BDC、4億ドルのクライメートテック・ファンドを立ち上げ

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-9-11

    ESMA、第2回リスク監視報告書を発表し、ESG投資の減速を指摘

    8月29日、欧州証券市場監督局(ESMA)は2024年の第2回リスク監視報告書を発表した。同報告書…
  2. 2024-9-11

    Microsoft、EDPRと20年間の再生可能エネルギー購入契約を締結

    8月26日、再生可能エネルギー生産会社のEDP Renewables(EDPR)は、Microso…
  3. 2024-9-11

    気候技術企業のCarbon Caputure、DACプロジェクトの一時停止を発表

    8月30日、気候技術企業のCarbon Caputureは、新たに声明を発表し、現在の同社の計画に…
ページ上部へ戻る