アストロスケールとNorthStar、スペースサステナビリティに貢献する技術開発で提携

9月20日、スペースデブリ除去を含む軌道上サービスに取り組むアストロスケールは、カナダのNorthStar Earth & Spaceとの戦略的パートナーシップを締結した。本提携は、NorthStar独自の宇宙ベースの精密な物体追跡サービスと、アストロスケールの軌道上サービスにおける航法および捕獲機能を組み合わせることで、宇宙のサステナビリティに貢献するものだ。

本合意において、両社はそれぞれのノウハウ、専門知識、独自のサービスを活用し、スペースサステナビリティの実現という共通の目標に向けて取り組む。とくに、両社は地球低軌道(LEO)での信頼性の高い軌道上サービスのために、正確な宇宙状況把握(ISSA)サービスを組み合わせることの利点を示していくという。

また、SSAデータサービスの改善と将来のミッションのリスク軽減を目的として、軌道上サービスを提供する宇宙機へ搭載できる新しいISSAペイロードの研究および開発において緊密に協力する。

2023年、NorthStarは、すべての近地球軌道域を同時に監視し、より広い範囲での宇宙物体の正確な検知と追跡を可能とする初の商用ISSAサービスを打ち上げる予定だ。同社のスペースインフォメーション&インテリジェンス(Si2)サービスは、すべての衛星運用者にとって、宇宙船をより適切に管理し、宇宙飛行の安全性を高め、そしてスペースサステナビリティを確保するのに役立つ。

アストロスケールは、衛星運用終了時のデブリ化防止のための除去サービスとしてEOL(End-of-Life)サービスを前進させている。同社は、2021年から2022年にかけて、デブリ除去に係る一連のコア技術を実証する世界初の商業ミッションとして、デブリ除去技術実証衛星「ELSA-d(エルサ・ディー、End-of-Life Services by Astroscale – demonstrationの略)」による模擬デブリの再捕獲、絶対航法の技術(GPSと地上観測)を活用したサービサーの誘導航法、および絶対航法から相対航法への切替えなどに成功した。

また、OneWebや英国宇宙庁、欧州宇宙機関と協力し、軌道上ミッションで役目を終えた複数の人工衛星を除去する衛星「ELSA-M(エルサ・エム、End-of-Life Services by Astroscale – Multi clientの略)」を2024年の打上げに向けて開発している。

アストロスケールは、NorthStarとの提携により、軌道上の物体に関する重要な宇宙安全情報の提供や、捕獲対象となる宇宙船の追跡・捕獲をサポートするために必要なISSAサービスを前進させる。そして、将来の同社ミッションにおいて、軌道上SSAサービス提供社としてNorthStarとの提携を視野に入れていると述べている。

【参照ページ】
アストロスケールとノーススターが提携し、宇宙の持続可能性をサポートする宇宙技術を開発

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