小売大手Tesco、主要ブランドと協力し、不要な歯磨き粉のパッケージを撤去

 

9月25日、英小売大手Tescoは、英国において不要な歯磨き粉のパッケージを取り除く試みを開始した。

同社は9月21日から、歯磨き粉が段ボール箱で売られなくなった際に消費者がどのように感じるかのテストを開始している。昨年11月、Tescoは自社ブランドの歯磨き粉の箱を廃止し、年間55トン以上のダンボールを節約することに成功した。

今般の新しい試みは、英国内の約30のTesco店舗で行われ、Colgate、Oral B、Sensodyne、Aquafresh、Corsadylなどの主要な歯磨き粉のブランドが含まれる予定である。成功すれば、箱のない歯磨き粉は他のTesco店舗でも展開され、年間680トンのダンボールが節約できる可能性がある。

今回の試みは、包装廃棄物の影響に取り組むTescoの4Rs包装戦略の一環として行われたものである。2019年8月の4Rs戦略の開始以来、Tescoは年間フットプリントから3,000トン以上の包装を削減してきた。

【参照ページ】
(原文)Tesco working with major brands to remove un-needed toothpaste packaging 
(日本語訳)Tesco、主要ブランドと協力し、不要な歯磨き粉のパッケージを撤去

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る