小売大手Tesco、主要ブランドと協力し、不要な歯磨き粉のパッケージを撤去

 

9月25日、英小売大手Tescoは、英国において不要な歯磨き粉のパッケージを取り除く試みを開始した。

同社は9月21日から、歯磨き粉が段ボール箱で売られなくなった際に消費者がどのように感じるかのテストを開始している。昨年11月、Tescoは自社ブランドの歯磨き粉の箱を廃止し、年間55トン以上のダンボールを節約することに成功した。

今般の新しい試みは、英国内の約30のTesco店舗で行われ、Colgate、Oral B、Sensodyne、Aquafresh、Corsadylなどの主要な歯磨き粉のブランドが含まれる予定である。成功すれば、箱のない歯磨き粉は他のTesco店舗でも展開され、年間680トンのダンボールが節約できる可能性がある。

今回の試みは、包装廃棄物の影響に取り組むTescoの4Rs包装戦略の一環として行われたものである。2019年8月の4Rs戦略の開始以来、Tescoは年間フットプリントから3,000トン以上の包装を削減してきた。

【参照ページ】
(原文)Tesco working with major brands to remove un-needed toothpaste packaging 
(日本語訳)Tesco、主要ブランドと協力し、不要な歯磨き粉のパッケージを撤去

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