AXA IM、5億ユーロの自然共生型ソリューション戦略を開始

9月23日、アクサグループのオルタナティブ投資事業であるAXA the IM Altsは、気候変動への対応と生物多様性の保全を目的とした自然ベースのソリューションのプラットフォームを拡大し、新たに「自然資本」戦略を開始することを発表した。本戦略は、アクサグループの投資家から5億ユーロのコミットメントを得て展開される。

本戦略は、昨年、アクサグループが持続可能な森林管理を支援するために15億ユーロ(約2,000億円)を投資することを約束したことの一部をなすものだ。アクサは、この投資により、年間25メガトンのCO2が回収されるものと見込んでいる。

新戦略では、脆弱な自然生息地や価値の高い自然生息地を森林破壊から確実に保護するための活動への融資に重点を置く予定だ。これには、森林破壊の要因に対処するための資金や、自主的な炭素クレジットの発行を通じて定量化される森林保護の取り組みを向上させるための資金が含まれる。

【参照ページ】
(原文)AXA IM Alts commits €500 million to Natural Capital strategy
(日本語訳)AXA IM、5億ユーロの自然共生型ソリューション戦略を開始

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る