鉱山会社Anglo American、約1,000億円の社債の利子を気候・水・雇用創出の目標に関連付け

Anglo American、約1,000億円の社債の利子を気候、水、雇用創出の目標に関連付け

9月14日、世界的な鉱山会社であるAnglo Americanは、同社初のサステナビリティ・リンク債の発行を発表した。

サステナビリティ・リンク債は、持続可能な金融商品の中で最も急速に成長している形態であり、発行体の特定のサステナビリティ目標の達成度に連動した利払いなどの特性を備えている。

Anglo Americanの新債券の利払いは、Scope1と2の温室効果ガス(GHG)排出量を30%削減、水不足地域の淡水の取水量を50%削減、現場での雇用1人につき5人の雇用を支援するなど、同社が2030年に掲げる一連の目標達成に連動する。

同債券のクーポンは、2031年以降、未達成の目標ごとに40bpずつ上昇する予定だ。

【参照ページ】
(原文)ANGLO AMERICAN LAUNCHES €745 MILLION SUSTAINABILITY-LINKED BOND
(日本語訳)アングロ・アメリカン、7億4,500万ユーロのサステナビリティ・リンク・ボンドを発行

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る