再エネ投資会社 Low Carbon、太陽光発電の開発支援のため370億円超の融資に調印

 

8月30日、再生可能エネルギー投資・資産管理会社であるLow Carbonは、商業銀行であるNatWest、Lloyds銀行、AIBとの間で、新たに2億3000万ポンド(約372億円)の上位債務ファシリティのファイナンスクローズに達したことを発表した。

本資金調達により、英国とオランダで少なくとも1GWの発電容量を持つ大規模太陽光発電プロジェクトの建設が可能になる。

同社は、当初の2億3000万ポンド(約372億円)を直ちに投入し、オランダと英国にある17の施設で500MWの太陽光発電設備の新設を支援する予定である。また、同設備にはアコーディオン機能があり、2億ポンド(約320億円)を追加で調達し、さらに500メガワットの太陽光発電設備を追加することができる。同社によると、1GWのプロジェクトでは、36万戸以上の家庭に電力を供給し、30万8000トンのCO2を回避するのに十分なクリーンエネルギーを提供できるという。

Low Carbonは、2030年までに20GWの再生可能エネルギー容量を新たに創出する目標を掲げている。

【参照ページ】
(参考記事)Renewable Energy Investor Low Carbon Signs £230 Million Facility to Back Solar PV Development

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る