再エネ投資会社 Low Carbon、太陽光発電の開発支援のため370億円超の融資に調印

 

8月30日、再生可能エネルギー投資・資産管理会社であるLow Carbonは、商業銀行であるNatWest、Lloyds銀行、AIBとの間で、新たに2億3000万ポンド(約372億円)の上位債務ファシリティのファイナンスクローズに達したことを発表した。

本資金調達により、英国とオランダで少なくとも1GWの発電容量を持つ大規模太陽光発電プロジェクトの建設が可能になる。

同社は、当初の2億3000万ポンド(約372億円)を直ちに投入し、オランダと英国にある17の施設で500MWの太陽光発電設備の新設を支援する予定である。また、同設備にはアコーディオン機能があり、2億ポンド(約320億円)を追加で調達し、さらに500メガワットの太陽光発電設備を追加することができる。同社によると、1GWのプロジェクトでは、36万戸以上の家庭に電力を供給し、30万8000トンのCO2を回避するのに十分なクリーンエネルギーを提供できるという。

Low Carbonは、2030年までに20GWの再生可能エネルギー容量を新たに創出する目標を掲げている。

【参照ページ】
(参考記事)Renewable Energy Investor Low Carbon Signs £230 Million Facility to Back Solar PV Development

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る