FedEx Office、配送ネットワークにFord製電気バンの試験導入を開始

FedEx Office、配送ネットワークにFord製電気バンの試験導入を開始

8月9日、FedExの印刷・梱包・配送サービス子会社であるFedEx Officeは、ドア・ツー・ドアの時間指定地方発送ネットワークであるFedEx SameDay Cityにおいてフォードの電気自動車を試験的に導入することを発表した。

本発表は、親会社であるFedExのサステナビリティに関する目標に沿い、2040年までに集配車両をすべてテールパイプ排出ゼロの車両に移行するというFedEx Officeの目標の一環をなすものだ。FedExは昨年、2040年までにカーボンニュートラルな事業運営を実現することを約束するとともに、2040年までに小包集配車両をゼロエミッションの電気自動車に切り替えるという目標を掲げ、2025年までに50%、2030年までに100%の電気自動車購入を中間目標としている。

この試験運用は、Ford Proと共同で実施されます。Ford Proは、商業顧客の生産性を高めるためのソリューションを提供する自動車メーカーの新しいグローバルビジネスだ。

FedEx Officeは、米国内の9つの市場で10台のフォードE-Transit電動貨物バンを試験的に導入し、道路や天候の異なる条件下で車両の性能を評価する予定。 FedExでは、各バンの拠点にこの車両専用の充電ステーションを設置しており、宅配ルートにおけるニーズの変化に応じて、各市場に遠隔充電ステーションを追加していく予定だ。

【参照ページ】
(原文)FedEx Office Pilots Ford E-Transit Vans for FedEx SameDay® City Service
(日本語訳)フェデックス オフィスがFedEx SameDay®シティサービス向けにフォードEトランジットバンを試験的に導入

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る