8月4日、グローバルなプライベートキャピタル投資会社であるCarlyleとシンガポールの政府系ファンドであるGICは、グリーンアンモニアプロジェクト開発会社であるEneus Energyに戦略的投資を行い、同社の14GW以上のプロジェクトパイプライン開発を支援すると発表した。
水素やアンモニアなどの関連物質は、クリーンなエネルギーキャリアや燃料として、またグリーンケミカル製造のためのCO2ニュートラルな原料として機能することから、よりクリーンなエネルギー未来への移行における重要な構成要素の一つと見なされている。しかし、他の材料から水素を抽出する場合、化石燃料のエネルギーを使用するため汚染物質が発生することが多く、アンモニアの生産は現在、世界のGHG排出量の1.5%以上を占めている。 Eneusのプロジェクトでは、水、空気、再生可能エネルギーを利用したプロセスにより、グリーンアンモニアを製造している。
2013年に設立されたEneus Energyは、グリーンアンモニア製造プロジェクトの開発およびテクノロジーインテグレーターで、米国で開発中のサイトポートフォリオを持ち、英国や欧州など世界各地で追加のサイト機会が確認されている。
本投資は、Carlyleが今年初め、エネルギー転換に焦点を当てた新しい投資プラットフォームを設立したことを受けたもので、同社のインフラとエネルギーの能力を集中させ、世界的な脱炭素化の取り組みから生じる新たな投資機会を獲得するために、同社のグローバルインフラ事業内で運営される。
【参照ページ】
(原文)Carlyle and GIC invest in green ammonia development company Eneus Energy to accelerate gigawatt-scale energy security and decarbonization solutions
(日本語訳)Carlyle、GIC、ギガワット規模のグリーンアンモニア開発企業Eneus Energyを支援