7月20日、ペプシコは、サステナビリティの取り組みを加速させるため、新たに12億5000万ドル(約1,660億円)の10年満期グリーンボンドを発行することを発表した。ペプシコは、本債券の発行により得られる資金を、「pep+」(ペプシコ・ポジティブ)を中心とした「適格グリーンプロジェクト」の資金として活用することを目指す。
新債券は、ペプシコにとって2019年以来2回目のもので、10億ドル(約1,330億円)の第1回グリーンボンドからの相当額8億5800万ドル(約1,140億円)はすでに、持続可能なプラスチックと包装、グループの事業とサプライチェーンの脱炭素、水の持続性のカテゴリーにおける6大陸のEligible Green Projectsに配分されていると、同社は指摘している。
ペプシコの新しいグリーンボンドは、「pep+」の2つの柱のもと、主要な環境サステナビリティの取り組みを実現するための投資に重点を置く予定だ。「Positive Agriculture」と「Positive Value Chain」である。
ペプシコの新しいグリーンボンドフレームワークは、資金調達の対象となるカテゴリーの概要を示しており、各カテゴリーは国連の持続可能な開発目標に沿ったものとなっている。
再生可能な農業、バリューチェーン全体での気候変動への対応、循環型経済の構築、水への正負のインパクトの追求などのプロジェクトが含まれる。ペプシコは、グリーンボンドのガバナンスの一環として、グリーンボンドの期間中、そして資金がすべて割り当てられるまで、資金の割り当てに関する最新情報を毎年発表する予定だ。
【参照ページ】
(原文)PepsiCo Issues New $1.25 Billion 10-Year Green Bond As Company Accelerates pep+ Transformation
(日本語訳)ペプシコ、10年物グリーンボンドを新たに12億5000万ドル発行 pep+(ペッププラス)変革の加速に伴い