Sobeysの親会社であるEmpire、ネット・ゼロの目標達成を約束

Sobeysの親会社であるEmpireは、ネット・ゼロの目標達成を約束

7月28日、カナダの食料品小売業Sobeysの親会社であるEmpireは、2040年までにScope1および2の業務およびエネルギー使用による排出量をゼロにすること、2050年までにScope3のバリューチェーン排出量(購入品やサービスなどによる排出量)を達成することなど、一連の新しい短期および長期気候目標を発表した。

短期的には、2030年までにScope1と2の温室効果ガスの絶対量を2019年を基準として最低55%削減することを目標としている。 Empireはまた、サプライヤーと協力して、5年以内に62%のサプライヤーが科学的根拠に基づく削減目標を設定し、2030年までに燃料販売による排出量を28%以上削減することを約束する予定だ。

Empireは、Scope 1と2の目標はパリ協定で定められた2050年までに1.5℃/ネット・ゼロの軌道を上回り、Scope 3の目標は、気候変動に対処し制限するという世界的目標に企業の環境持続性行動を合わせることに焦点を当てた主要組織の1つであるSBTi (Science Based Targets initiative) の定める要件と一致すると述べている。

温室効果ガス排出量削減のための主な取り組みとしては、車両の電動化、屋上へのソーラーパネルの設置、照明や冷凍設備の改修、サプライヤーとの協力による科学的根拠に基づく目標の設定、給油所での燃料販売による排出量削減などが予定されている。

新しい目標に加え、同社は持続可能なビジネス協議会を立ち上げる予定で、 Empireの外部SBTi検証と連携し、内部監視と外部報告のために炭素排出量の正確な計算を保証する。同社はまた、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の勧告に沿った外部開示を行う意向だ。

【参照ページ】
(原文)Empire pledges net zero Scope 1 and 2 emissions by 2040 in bold new Climate Action Plan
(日本語訳)エンパイア、大胆な新しい気候行動計画で2040年までにスコープ1とスコープ2の排出量をネットゼロにすることを約束

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