Accenture、ESG測定プラットフォームPulsESGに出資

7月25日、グローバルなプロフェッショナル・サービス企業であるAccentureは、同社のベンチャー部門であるAccenture Venturesを通じて、ESG測定プラットフォームであるPulsESGに戦略的投資を行ったことを発表した。

PulsESGは、シリコンバレーのソフトウェアエンジニアであるMurat SönmezとInderjeet Singhが昨年共同設立し、850万ドル(約12億円)のシード資金を調達して立ち上げたサービスとしてのSaaSプラットフォームで、内部データソースと外部システムを活用し、企業がESGパフォーマンスを定義、測定、報告し、ESGデータの品質とタイムラインに関する問題に対処できるよう支援する。

AccentureとPulsESGは今後、共同で製品を開発し、PulsESGは Accenture Ventures のプロジェクト・スポットライトに参加して、スタートアップのテクノロジーソフトウェア企業とグローバル2000企業を結びつけ、戦略的イノベーションのギャップを埋める予定だ。

本発表は、AccentureがサステナビリティとESGに特化した能力を強化するために行った一連の投資の中でも最新のもので、ミュンヘンを拠点とするサステナビリティコンサルタント会社akzente、英国を拠点とするサステナビリティコンサルタント会社Avieco、サステナビリティを重視したエンジニアリングおよびアドバイスのコンサルタント会社Greenfishを最近買収したほか、昨年には、ESGデータプラットフォーム「アラベスクSレイ(現 ESG Book)」にAccenture Venturesが投資している。

【参照ページ】
(原文)Accenture Invests in pulsESG™ to Advance ESG and Sustainability Measurement, Decision Making and Reporting for Companies
(日本語訳)Accenture、ESG測定プラットフォームPulsESGに出資

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  2. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. AI時代のサステナビリティ情報開示のポイント ー現状チェック項目付ー

    2025-10-13

    AI時代のサステナビリティ情報開示のポイント ー現状チェック項目付ー

    サステナビリティ情報開示は、アナリスト(人間)が読むことを前提とされた構造になっているが、近年は主…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る