6月3日、国連環境計画(UNEP)によって開催された「ストックホルム+50」 に出席した数百人の講演者は、地球環境問題への早急な対応と、すべての人々のために働く持続可能な経済への公正な移行に向けた真のコミットメントを呼びかけた。
2日間にわたる国際会議は、会議のプレナリーやリーダーシップ・ダイアログを通じて加盟国やステークホルダーから集められた、共催国であるスウェーデンとケニアの声明で幕を閉じた。本声明には、人間の幸福を健全な地球と万人の繁栄の中心に据えること、清潔で健康的かつ持続可能な環境に対する権利を認識し実施すること、現在の経済システムの仕組みをシステム全体で変えること、影響の大きい部門の変革を加速させることなど、実行可能なアジェンダに向けたいくつかの提言が含まれている。
「ストックホルム+50」では4つの本会議が開催され、各国首脳は、2030アジェンダと持続可能な開発目標の実施を加速させるために大胆な環境行動をとるよう呼びかけた。また、3つのリーダーシップ・ダイアログ、数百のサイドイベント(若者主導のセッションを含む)、ウェビナー、そして会議に先立って行われた地域のマルチステークホルダー協議では、世界中の何千人もの人々が議論に参加し、それぞれの意見を述べた。
【参照ページ】
(原文)Stockholm+50 closes with call for urgent environmental, economic transformation
(日本語訳) ストックホルム+50、環境と経済の緊急変革の必要性を訴え閉幕