Sustain.Life、中小企業向け排出量データ・報告プラットフォームの構築に向け1,600万ドルを調達

Sustain.Life、中小企業向け排出量データ・報告プラットフォームの構築に向け、1,600万ドルを調達

5月16日、中小企業に特化したソフトウェアプラットフォームSustain.Lifeは、排出量データと報告ソリューションの構築とユーザーベースの拡大を目的として、1600万ドルのシード資金の調達を発表した。

Sustain.Lifeは、WalmartやJet.comの元幹部を含むチームによって2021年に設立され、企業が社内業務やサプライチェーンからの二酸化炭素排出量や環境への影響を測定・管理し、進捗状況を顧客、投資家、従業員に報告するための支援を中心に展開している。また、進化する報告フレームワークへのコンプライアンスを確保するための企業向けツールも提供している。

Sustain.Lifeによると、世界の大企業よりも大きな割合を占める中小企業は、サステナビリティ・プログラムを実施するためのリソースが不足していることが多い。同社はこの市場ニーズに対応し、企業が炭素会計や気候変動対策プログラムを立ち上げ、ネット・ゼロを達成し、持続可能性がもたらすビジネス上の利益実現をより身近なものにしている。

本投資ラウンドは、ベンチャーキャピタルファンドのTapestry VCとSustain.Lifeの共同創業者であるMike Hanrahanが共同でリードした。Hanrahanは以前Jet.comを共同設立し、当時史上最大のEコマース買収案件であったWalmartによる同サイトの買収を主導した人物である。

【参照ページ】
(原文)Press release: Sustain.Life raises $16M to empower climate action
(日本語訳)Sustain.Life、中小企業向け排出量データ・報告プラットフォームの構築に向け、1,600万ドルを調達

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る