FreeWire、BlackRockやbp ventures等の投資家から約160億円の資金調達

FreeWire、BlackRockやbp venturesら投資家から約160億円の増資を調達

4月27日、超高速EV充電スタートアップのFreeWire Technologiesは、BlackRockやbp venturesなどの投資家から、シリーズDファイナンスで1億2500万ドル(約160億円)の新規資金を調達したと発表。

2014年に設立されたFreeWireは、バッテリー一体型のEV充電ステーションと電源ソリューションを製造している。同社のBoost Chargerは、独自の電池と電力変換技術を組み合わせたもので、プロバイダーは大規模な送電網のアップグレードを必要とせず、既存のどこにでもある低電圧電力サービスを通じて超高速充電を展開可能。

今回の資金調達は、BlackRockが運用するファンドやアカウントから提供されるシニアコンバーチブルノートと、同時に行われる株式調達で構成されている。

今回の新たな資本は、 FreeWireのバッテリー一体型超高速EV充電技術の商業展開を加速させ、英国、カナダ、日本、オーストラリア・ニュージーランドなどの優先度の高い市場における需要増に対応するために製造能力を増強する。また、同社はカリフォルニア州に66,000平方フィート(約6000平方メートル)の新たな研究開発施設を建設中で、2022年夏までに完全稼働する予定。さらに、人材プールと研究開発への投資も行うと述べている。

【参照ページ】
(原文)FreeWire Technologies Announces $125 Million Series D Financing to Accelerate Deployment and Development of Next-Gen EV Charging Technology and Energy Management Services
(日本語訳)フリーワイヤーテクノロジーズ、次世代EV充電技術とエネルギー管理サービスの展開・開発を加速するため、1億2500万ドルのシリーズD融資を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る