GIIN、投資先のインパクトを分析する「IRIS+ impact performance benchmark」のβ版を発表
3月29日、Global Impact Investing Network (GIIN)は、「IRIS+ impact performance benchmark」の初のベータ版を発表した。
本ツールは、投資先のインパクト・パフォーマンスを分析し、比較することができる画期的な機能である。また、特定のセクターやSDGsのようなグローバルな目標に関連する同業者との比較も可能である。
IRIS+の各インパクト・パフォーマンス・ベンチマークは、投資家に対して重要業績評価指標(KPI)と共に、インパクトの大きさを提示する。投資家は、より効果的な投資決定を行うために必要なデータを得ることが可能になる。
GIINは、「IRIS+ impact performance benchmark」のベータ版を開発するために、13の機関投資家と協力した。
ベータ版は現在、IRIS+のユーザーで直接投資を行っている一部のアセットオーナーやマネージャーを対象に提供されている。ベータ版ユーザーは、ベンチマーク機能をフルに利用することができ、比較可能な投資対象を動的にフィルタリングしてカスタマイズしたピアセットを作成したり、パフォーマンスの変化を時系列で追跡したりすることができる。
GIINは順次、追加セクターでの impact performance benchmark 立ち上げていく予定である。今後、農業やエネルギーなどのセクターが追加される予定である。