4月6日、AlstomとEngieは、ディーゼル機関車を水素仕様に置き換えることで、鉄道貨物分野に脱炭素ソリューションを提供するパートナーシップ契約の締結を発表した。本ソリューションの対象市場は、欧州の鉄道貨物主要国である。
本パートナーシップの下、Alstomは、鉄道網の非電化区間で電気機関車に電力を供給できる高出力燃料電池システムをベースとした水素ソリューションを設計する予定である。Alstomは、本契約が研究開発投資の強化計画を含む「Alstom in Motion 2025」戦略プランに沿ったものであり、昨年の燃料電池メーカーHelion Hydrogen Power社の買収に続くものであるとしている。
ENGIEは、本ソリューションのために再生可能な水素を供給する。同社は、再生可能エネルギーとエネルギーソリューションへの大規模な投資計画とともに、2030年までに4GWのグリーン水素容量を開発するビジョンを掲げ、4GWの再生可能な水素製造能力の開発を行う。
【参照ページ】
(原文)Alstom and ENGIE sign a partnership to supply a fuel cell system with renewable hydrogen for use in European rail freight
(日本語訳)AlstomとEngie、鉄道貨物分野の脱炭素に向け、パートナーシップを締結