エネルとサンタンデール銀行、クリーンエネルギーソリューションとサステナブルファイナンスの協業を開始
3月9日、欧州最大の電力会社であるエネルとスペインの多国籍金融サービス企業であるサンタンデールは、より持続可能なエネルギーモデルへの移行を目指す顧客を支援する目的で、クリーンエネルギーソリューションとファイナンスの協力関係の開始を発表した。
この新しい覚書の下、両社は一般家庭・中小企業・大企業向けに太陽光発電設備・リチウム電池・エネルギー効率化ソリューションの供給と融資の実施を目指す。エネルのエネルギーサービス事業部門であるEnel X Global Retailは、Enelが顧客のためにカスタマイズされたターンキーソリューションを設計するのを支援し、サンタンデールはそのソリューションに合わせた融資を提供する予定だ。
この発表は、両社のエネルギー転換とサステナブル・ファイナンスに関するコミットメントに沿ったものだ。Enelは最近、直接排出と間接排出の両方について、ネットゼロのコミットメントを10年前倒しして2040年に実施すると発表した。サンタンデールのESG目標には、2025年までに1,200億ユーロ、2030年までに2,200億ユーロのグリーンファイナンスの動員を促進する目標、顧客のためのグリーン商品の開発、低炭素経済への移行を支援するための顧客との連携が含まれている。
【参照ページ】
(原文)Enel and Santander sign their first global deal to support clients’ clean energy transition
(日本語訳)SantanderとEnel、クリーンエネルギーソリューションとサステナブルファイナンスの協業を開始