3月31日、CIBCは石油・ガス製品の上流生産・精製から生じる排出(スコープ1、2)と、燃料の燃焼を含む製品の最終用途などのスコープ3の排出を含む石油・ガスセクターの企業の排出量削減目標を発表した。
本発表は、CIBCが昨年発表した、2050年までに事業活動および融資活動に伴う温室効果ガスの排出をネット・ゼロにする目標や、2030年までに3,000億ドルのサステナブルファイナンスを促進する目標など、一連のサステナビリティ関連の目標に続くものである。
CIBCの2050年ネット・ゼロ・ファイナンスの道筋の一部をなす新目標は、2020年を基準年として、業務上の排出強度(スコープ1および2)の35%削減、最終用途の排出強度(スコープ3)の27%削減を含んでいる。
CIBCが昨年、ネット・ゼロ目標の導入とともに発表した重要な重点分野の1つは、低炭素経済への移行を通じて顧客を導くという誓約であった。今回発表した新たな目標とともに、CIBCは、エネルギー移行投資銀行グループを設立し「エネルギーおよびインフラストラクチャー分野の顧客に業界をリードするアドバイスと資本市場ソリューションを提供する」ことに注力すると述べている。
【参照ページ】
(原文)CIBC net-zero ambition supported by establishing 2030 targets for emissions reduction from its oil and gas portfolio
(日本語訳)CIBC、石油・ガスセクターへの融資に伴う排出量を削減