3月2日、米国証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長は、「ESG」「グリーン」「サステナブル」ラベルの付いた商品について、使用基準や活用データに関するファンドマネージャーへの開示など、ESG投資商品のルールを検討中であると語った。
ゲンスラーは、ESG投資商品の著しい成長を強調し、環境、社会、ガバナンスの目標を達成する資産に投資しているという登録投資会社が、少なくとも800社、3兆ドル(約348兆円)以上存在すると推定した。しかしゲンスラーは、投資顧問会社が自社商品のESG的側面を主張することが増えている一方で、何がそのファンドをグリーンまたはサステナブルにしているのか、提供される情報は依然として不明確であると強調した。
「ESG投資」は非常に幅広い定義を持っており、特定のセクターや活動を選別していることを示す一方、温室効果ガス排出やその他の環境プロファイルについて主張しているファンドもあるとゲンスラーは指摘している。
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(参考記事)ESG Round Up: SEC’s Gensler calls for ESG ‘nutrition labels’