GM、Climate Equity Fundのコミットメントを約58億円に倍増

GM、Climate Equity Fundのコミットメントを約58億円に倍増

自動車大手のゼネラルモーターズ(GM)は本日、EVや持続可能な技術への移行における格差解消を目的としたClimate Equity Fundに、新たに2,500万ドル(約29億円)を拠出することを発表しました。この新たな投資により、同社のコミットメント総額は5,000万ドル(約58億円)に倍増する。

GMは、2021年6月に本ファンドを設立し、EVへの移行に伴う公平性への配慮の必要性を訴えてきた。GMのCEOであるメアリー・バーラは、ゼロ・エミッションの未来というビジョンを追求する中で、公平な気候変動対策の優先を約束している。

GMは、EVのマーケットリーダーとなるための変革戦略に着手しており、今回のコミットメントはその一環だ。同社は昨年、2040年までのカーボンニュートラル達成や2035年までの新型小型車のテールパイプ排出量をゼロ目標など、一連の取り組みを発表した。GMは、EV戦略に数十億ドルを投じており、2020年から2025年の間にEVおよびAVへの投資を350億ドルにする計画である。今年初め、GMは過去最大の投資を発表し、70億ドルを投じてミシガン州でのEVトラックおよびバッテリーの生産能力の大幅な増強を発表している。

【参考記事】GM、電気トラックとバッテリーの生産能力増強に向け、8,000億円以上の投資を発表

【参照ページ】
(原文)Building on Commitment to Equitable Climate Action, General Motors Announces Doubling of its Climate Equity Fund
(日本語訳)GM、Climate Equity Fundのコミットメントを約58億円に倍増

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る