グリーンウォッシング対策:CMAがファッションブランド向けガイドを発表

9月18日、英国の競争・市場庁(CMA)は、ファッションブランドが法令を遵守するための実用的なガイドを発表した。本ガイドは、消費者が「グリーン」商品を信頼できるよう、正確な情報提供を促進することを目的としている。

CMAは、ASOS、Boohoo、ジョージ・アット・アズダからのコミットメントを受けたことを含め、17の著名ブランドに対し、自社のグリーン主張を見直すよう警告した。ガイドは、明確で完全な製品情報を提供し、エコ商品の選定基準を明示することを求めている。

また、2024年のデジタル市場、競争、消費者法に基づき、CMAは消費者法違反に対し、企業の売上の最大10%の罰金を科す権限を強化すると通知している。

CMAの消費者保護担当のヘイリー・フレッチャー氏は「ファッション業界は透明性を持って顧客に接する必要がある」と述べ、誤解を招くグリーン主張を使用することへの警告を強調した。

【参照ページ】
(原文)Greenwashing: CMA issues tailored guide for fashion brands
(日本語参考訳)グリーンウォッシング:CMAがファッションブランド向けのガイドを発行

関連記事

“ツールーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESG Journal Cafe

    2024-10-7

    イベントレポート 『主要評価5機関の効果的な対応方法』

    【ESG Journal Cafe イベントレポート】第二回イベント『主要評価5機関の効果的な対応…
  2. 2024-10-3

    お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    ESG Journalでは、実務に役立つ資料やツールを無料で公開しています。今回は、大好評の「開示…
  3. 2024-9-30

    MSCI、新たなカーボンニュートラルランキングを発表

    アメリカの金融サービス企業であるMSCIは、新たに「カーボンニュートラルランキング」を導入し、企業…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る