Morgan Stanley、社会的地位の低い人々の教育・キャリアの成果を促進するためのイニシアティブを発足

12月20日、米金融大手Morgan Stanleyのインクルージョン研究所(IFI)は、社会的弱者の教育支援コンソーシアム「教育とキャリアにおける公平性のためのコンソーシアム」を発足。A Better Chance(ABC)、America Needs You(ANY)、Braven、ヒスパニック・フェデレーション、アイメンター、SEOの計6つのNGOと連携し、プロジェクトを展開していくと発表した。

このイニシアティブは、パートナー組織との協力を通じて、高校生や大学生がより強力なキャリアと経済的成果を達成できるよう支援するものだ。初期投資額は2,000万ドル(約23億円)となっており、民族的に多様な学生に焦点を当て、低・中所得層の若者の教育とキャリアの成果における制度的不公平への対処の支援を目指す。

同コンソーシアムは、認識、アクセス、および進歩に焦点を当てており、研修や指導、コーチングを通じて学生のスキルやネットワークを広げ、教育やキャリアの旅を通して学生をサポートするシステムを構築することを目的としている。

また、同コンソーシアムは、IFIの主要なフィランソロピー活動で、多様なコミュニティの教育やキャリアにおける平等性を促進することを目的としている。最新の取り組みとしては、歴史的に著名な黒人系大学3校の学生に全額奨学金を提供するモルガン・スタンレーHBCU奨学金プログラム、英国のモルガン・スタンレー新世代奨学金プログラムなどが挙げられる。

【参照ページ】
(原文)Morgan Stanley Launches Initiative to Advance Equity in Education and Career Outcomes for Underrepresented Groups
(日本語訳)モルガン・スタンレー、社会的地位の低い人々の教育およびキャリアにおける成果を促進するためのイニシアチブを発足

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る