動物用医薬品メーカーZoetis、新サステナビリティ目標を発表。20年前倒した再エネ100%達成など表明
1月6日、動物用医薬品メーカーのZoetisは、カーボンニュートラルの達成や、2030年までに事業活動で再生可能エネルギーを100%使用する目標など、一連の新しいサステナビリティ目標を発表した。
新しい再生可能エネルギーの目標の設定は、2050年までに100%再生可能エネルギーを達成するという事前のコミットメントを上回る、Zoetisにとって大幅な加速のための契機となる。12月、Zoetisは、再生可能エネルギー資産の開発・運営を行うVesper Energy社と15年間にわたる40MWの仮想電力購入契約を締結し、テキサス州西部にあるVesper社のホーネットソーラー・プロジェクトからグリッドにエネルギーを供給することを発表したが、これはZoetisの北米事業の33%を賄うのに十分な電力量である。北米は、同社の全世界の電力消費量の約75%を占めている。また、ノルウェー、ベルギー、アイルランドなどの国々のZoetis社のいくつかの拠点では、すでに100%再生可能エネルギーによる電力供給が行われている。
Zoetisは、クライメート・グループがCDPと共同で主導し、再生可能エネルギーによる電力100%供給に取り組む世界で最も影響力のある企業を集めたイニシアチブであるRE100のメンバーである。
気候変動に関する目標を達成するためのその他の取り組みとしては、暖房・換気・空調(HVAC)設備の最適化、製造拠点でのエネルギー効率を高めるための最新技術への投資、保有する車両の電化に向けた調達活動の重視などが挙げられる。また、Zoetisは、スコープ1と2の排出量の最終的な割合をオフセットし、スコープ3の排出量の透明性を高めることを目指すとしている。
【参照ページ】
(原文)Zoetis Announces Expanded Commitments to Protect the Planet
(日本語訳)Zoetis、再生可能エネルギー100%の目標を20年前倒しで2030年に達成