サンタンデール銀行、大手ESGコンサルタント会社ウェイカーボンの株式80%を取得

サンタンデール銀行、大手ESGコンサルタント会社ウェイカーボンの80%株式を取得

スペインの多国籍金融サービス企業であるBanco Santanderは、ブラジルに拠点を置くESGコンサルタント会社WayCarbonの株式の80%を取得したと発表した。

この買収は、サンタンデール銀行のサステナビリティサービスの強化と、急成長するボランタリーカーボン市場でのプレゼンス拡大を目的としている。

ウェイカーボンは、18カ国に170名の従業員を擁し、ESGコンサルティング、ESG戦略の追跡と実施を支援する管理ソフトウェア、炭素クレジット取引という3つの中核サービスを提供している。

サンタンデールによると、今回の買収によりエネルギー転換に焦点を当てた顧客への提案を強化できるほか、2025年までに1,200億ユーロ、2030年までに2,200億ユーロのグリーンファイナンス動員を促進し、顧客向けのグリーン商品の開発や低炭素経済への移行を支援といった、サステナブル・ファイナンスの推進が可能になる。

【参照ページ】
(原文)Santander acquires 80% of leading ESG consultancy, WayCarbon
(日本語訳)サンタンデール銀行、大手ESGコンサルタント会社ウェイカーボンの80%株式を取得

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る