11月29日、国土交通省と環境省は共同で実施した「水道におけるPFOSおよびPFOAに関する調査」の結果を発表した。調査は令和2年度から令和6年度(9月30日時点)までの期間を対象に行われた。
調査の結果、PFOSおよびPFOAの水質検査を実施した事業数は毎年増加し、累計で2,227事業となった。検査結果において、暫定目標値を超過した事業は令和2年度には11事業存在したが、その後は年々減少し、令和6年度(9月30日時点)ではゼロ事業となった。過去に暫定目標値を超過した14事業についても、最新の検査では全て目標値を下回った。
調査対象の水道事業において、給水人口の98.2%が暫定目標値以下の水質であることが確認された。残りの1.8%は未検査または専用水道による給水人口が含まれる。
国土交通省は今後もPFOSおよびPFOAの水質管理を続け、適切な対応が速やかに行われるよう努めるとしている。