7月31日、Jリーグは、NTTグループ・明治安田生命保険・丸紅新電力と、気候アクションに特化した「Jリーグ気候アクションパートナー」契約を締結したことを発表した。
NTTは、同グループの持つテクノロジーを用いて、ファン・サポーターや市民が気候アクションに参加しやすく継続しやすいシステムの構築に取り組む。Jクラブと各地域に展開することで、気候変動対策に関する人々の日々の行動変容を実現すると表明した。また、JリーグとNTTグループの協働プロジェクト「TH!NK THE BALL PROJECT」を開始することも発表した。
TH!NK THE BALL PROJECTは、ファン・サポーターの環境配慮につながる行動を記録できるアプリを開発。記録された量が応援するクラブの活動量となり、クラブからお礼の品がもらえる仕組みになっている。開発には、NTTデータが所有する市民参加型まちづくりアプリ「みんスマ」を活用する。
明治安田生命保険は、森林における取組をJリーグと協働で実施。「明治安田×Jリーグの森 ~未来をつむぐ森~」として、こども向けの環境勉強会、自治体との意見交換、Jクラブ、ファン・サポーターを交えたイベントを開催し、気候変動対策の必要性を知ってもらうきっかけづくりを行う。
さらに、丸紅新電力よりIT非化石証書の提供を受け、2023年2月~6月に開催されたJリーグの公式戦約600試合の電力使用により発生したCO2量をオフセットすると述べた。Jリーグは、2023シーズンの全公式戦カーボン・オフセットを宣言しており、今後も各社との取組を拡大していく予定である。