環境省、「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の基本的考え方」を発表

環境省

9月26日、環境省は「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の活用に関する基本的な考え方」を公表した。バイオプラスチックや再生プラスチックをマスバランス方式で利用する際には、環境価値が実際の利用と比べて見えにくいことが指摘されており、この問題に対処するため、以下の3つの要素を満たすことが重要であるとされる。

環境効果の把握:マスバランス方式を採用する前提として、そもそもバイオプラスチックや再生プラスチックを利用することによる環境負荷低減の効果(環境価値)を、LCA等の専門家とも相談しながら適切に把握すること。
環境価値の適正な管理:サプライチェーン上の環境価値のインプット・アウトプットを、必要に応じてサードパーティによる評価・認証も活用しながら、適正に管理すること。
適切な表示・コミュニケーション:ユーザーや消費者が環境価値を正しく理解できるよう、製品特性に応じた表示を行うことが強調されている。

【参照ページ】
(原文)「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の活用に 関する基本的な考え方」の公表について

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-10-7

    ESG Journal Cafe 第二回イベントレポート 『主要評価5機関の効果的な対応方法』

    【ESG Journal Cafe イベントレポート】第二回イベント『主要評価5機関の効果的な対応…
  2. お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    2024-10-3

    お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    ESG Journalでは、実務に役立つ資料やツールを無料で公開しています。今回は、大好評の「開示…
  3. 2024-9-30

    MSCI、新たなカーボンニュートラルランキングを発表

    アメリカの金融サービス企業であるMSCIは、新たに「カーボンニュートラルランキング」を導入し、企業…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る