花王、廃PETを原料に活用したアスファルト「ニュートラック」の新シリーズを発売

 

2月8日、花王は、アスファルト改質剤「ニュートラック 6000SMA」を新たに発売することを発表した。廃棄されるPET素材を原料に活用しながら、積雪寒冷地の道路課題の解決および耐久性向上を実現する製品である。

アスファルト舗装では、アスファルトと骨材の間に隙間(空隙)が生じることがある。積雪寒冷地においては、空隙があると内部に浸入した水が凍結融解し、体積の変化が繰り返されることで穴(ポットホール)が発生しやすくなる。そのため今までは、多量のアスファルトとそれを保持する植物繊維を舗装材料として使用することで、空隙が少なくなるように施工してきた。

今般の「ニュートラック 6000SMA」は骨材とアスファルトの密着性を高めることで、舗装の空隙抑制だけでなく、耐久性向上も可能にする製品である。独自の技術が評価され、公道での実証実験などにも試験採用されている。

「ニュートラック 6000SMA」は「ニュートラック 5000」の高耐久性能を引き継ぎながら、骨材へのアスファルト被膜を強く・厚くする剥離抵抗性能が向上した。水浸下での走行荷重試験では、通常の舗装に比べ、内部への水の侵入を防ぐ効果が2倍以上向上することが確認されている。

また、アスファルトと骨材を混ぜる過程に加えるだけで使用でき、特別な工程や技術は不要である。また、粉状のため、舗装内への分散性も優れており、空隙が少ない高品質な舗装の施工が可能である。

【参照ページ】
(原文)廃PETを原料に活用した「ニュートラック」の新シリーズを発売~積雪寒冷地の課題解消に向け、北海道内で実証実験も実施中~

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る