アサヒグループHD、「アサヒグループ環境ビジョン2050」を改定

アサヒグループHD、「アサヒグループ環境ビジョン2050」を改定

2月1日、アサヒグループホールディングスは、2050年における世界のありたい姿の実現に向けて、環境への取り組みをさらに加速させ、事業・社会へのインパクトを最大化するため、「アサヒグループ環境ビジョン2050」を改定した。新たな環境ビジョンでは、2050年における世界のありたい姿として、地球にポジティブなインパクトを与える考えを示す「プラネットポジティブ」を掲げ、豊かな自然の恵みを未来世代へつなぐことを目指す。

また、気候変動への対応の中長期目標である「アサヒカーボンゼロ」の達成に向けて、より確度を高めるために、2025年までにScope1・2のCO2排出量を40%削減する目標(2019年比)を新たに設定し、取り組みを加速させていく。

本環境ビジョンでは、環境への取り組みの4つの柱である「気候変動」「容器包装」「農産物原料」「水資源」において、2050年の世界のありたい姿を定義し、それぞれの実現に向けたアサヒグループとしての施策を推進する。具体的には、バリューチェーンを通じて資源利用の最小化と循環の最大化に努め、ステークホルダーと戦略的パートナーシップを構築することでシナジーを創出し、2050年の世界のありたい姿の実現に向けて取り組む。

本環境ビジョンの作成においては、アサヒグループの日本、欧州、オセアニア、東南アジアの各地域統括会社のメンバーを含むプロジェクトチーム体制により、各地域の視点を踏まえるとともに、外部専門家である国連環境計画・金融イニシアティブのアジア太平洋地区特別顧問である末吉竹二郎氏のアドバイスを取り入れている。また、2050年を担う未来世代である、35歳以下の多様な所属先・国籍の社員から意見を収集し、世界のありたい姿の定義、達成手段の具体化や、独自性のある戦略・取り組みに反映している。

アサヒグループは「サステナビリティと経営の統合」を目指し、グローバルな推進体制の構築や目標設定によって、グループ全体でサステナビリティを推進している。「Cheer the Future ~おいしさと楽しさで、未来を元気に~」をコーポレートステートメントとして設定し、事業を通じた持続可能な社会への貢献を目指す。

【参照ページ】
「アサヒグループ環境ビジョン2050」を改定

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る