花王とカインズ、繰り返し使用可能な折りたたみコンテナをテスト導入

7月6日、花王株式会社とカインズは、製品の梱包材として繰り返し使用可能な折りたたみコンテナを東京都内のカインズ店舗にテスト導入すると発表した。両社協働で折りたたみコンテナの効果検証を実施し、活用の利点と課題を抽出する。

販売店に製品を納入する際に製品を梱包する梱包材については、これまでは主にリサイクル可能な段ボールが利用されてきた。繰り返し使用可能な折りたたみコンテナを導入することで、店舗での開封・廃棄作業の負担軽減や、リサイクル過程のCO2排出量削減が期待されている。

今回の取り組みは、花王グループ全社員を対象に2021年7月からスタートした、社員一人一人が持つアイデアを公募し、事業化や社内構造改革を実現させる制度「01KAO(ゼロワンカオウ)」において初めて具現化したものだ。また、同社が2019年4月に策定したESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」の中の「脱炭素」に貢献するものだ。

カインズにおいても、2021年10月に「くみまち構想」を策定し、2050年までにサプライチェーン全体のカーボンゼロを目指している。

本取り組みの検証期間は7月6日から12月31日までである。得られた知見を活かし、折りたたみコンテナの導入店舗拡大を図るとともに、業界全体の取り組みへと発展させることを目指す。

【参照ページ】
花王とカインズ、循環型梱包材として折りたたみコンテナをテスト導入

関連記事

“ツールーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESG Journal Cafe

    2024-10-7

    イベントレポート 『主要評価5機関の効果的な対応方法』

    【ESG Journal Cafe イベントレポート】第二回イベント『主要評価5機関の効果的な対応…
  2. 2024-10-3

    お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    ESG Journalでは、実務に役立つ資料やツールを無料で公開しています。今回は、大好評の「開示…
  3. 2024-9-30

    MSCI、新たなカーボンニュートラルランキングを発表

    アメリカの金融サービス企業であるMSCIは、新たに「カーボンニュートラルランキング」を導入し、企業…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る