ミロバとセマティクスAM、テーマ別運用で世界的リーダーを目指し戦略的合併を発表

5月23日、ナティクシス・インベストメント・マネージャーズの関連会社であるミロバとセマティクス・アセット・マネジメントは、戦略的合併計画を発表した。この取り組みは、イノベーションとポジティブな影響を融合し、テーマ別運用で主要な存在になることを目指している。

ミロバは、持続可能な金融の主要プレーヤーであり、現在320億ユーロの資産を管理している。そのうち31億ユーロは、環境、気候、生物多様性、雇用創出、多様性といった重要な課題に焦点を当てたテーマ別の戦略に統合されている。セマティクスAMは、AIとロボティクス、水、安全、健康、サブスクリプション経済の5つのテーマに集中して31億ユーロの資産を報告している。

両社の合併は、それぞれの強みを補完するものだ。ミロバは、国際的なプレゼンスと持続可能な金融の専門知識を活かし、長期的な価値創造と環境や社会へのポジティブな影響を両立させる投資ソリューションを開発している。セマティクスAMは、革新的なテーマ別投資戦略で、世俗的成長要因に支えられた有望な市場へのアクセスを提供している。

合併によって、ミロバとセマティクスAMは、多様な投資家のニーズに応える多様化されたテーマ別投資商品を提供できるようになる。この合併計画は、資産運用市場におけるユニークな提供を目指し、イノベーションとポジティブな影響を融合するものである。

取引の完了は、適用される社会手続きの完了と関連する規制当局の承認を条件に、2025年第4四半期に予定されている。

(原文)Mirova and Thematics AM Announce a Strategic Merger Project to Become a Global Reference in Thematic Management
(日本語参考訳)MirovaとThematics AMが戦略的合併プロジェクトを発表し、テーマ別管理におけるグローバル・リファレンスとなる

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る