8月14日、英国の年金基金Nestは、J.P. Morgan Asset Managementの林業投資アドバイザリー会社であるCampbell Globalの選任を確認し、伝統的な林業地に焦点を当てた直接投資のグローバル・ポートフォリオを年金制度に提供すると発表した。
適切に管理された森林は、森林資源の責任ある管理を保証し、生物多様性の保護や生態系の維持を促進することで、サステナブルな森林管理を推進する。よく管理された森林は、炭素捕獲・水の浄化・土壌の保全・野生動物の生息地の提供など、重要な生態系サービスを提供し、投資の全体的な環境価値を高めることができる。また、林業投資は、建築資材の供給から生分解性の包装材まで、成長する経済に再生可能な資源を提供することができる。
林業投資には、現金利回りによる安定したリターン、天然のインフレヘッジ、ポートフォリオの分散化など、林業地への投資には多くの潜在的なメリットがある。Campbell Globalは、米国、オーストラリア、ニュージーランド、チリといった主要なグローバル市場でNestにとって有望な機会を模索する予定である。
【参照ページ】
(原文)Nest sets up evergreen timberland fund with Campbell Global
(日本語参考訳)ネスト、キャンベル・グローバルと共同で常緑樹林地ファンドを設立