マイクロソフト・ブルックフィールド社、大規模な再エネ電力の供給にむけて契約締結

5月1日、ブルックフィールド・アセット・マネジメント、およびブルックフィールド・リニューアブル(再エネ供給プラットフォーム)は、米国と欧州における10.5ギガワット以上のクリーンエネルギーの開発・供給に向けて、マイクロソフト社と5年間の「グローバル再生可能エネルギー枠組み契約」を締結した。

今回の契約では、クリーンエネルギー契約としては過去最大規模とされ、一般的な企業電力販売契約(PPA)の約8倍の規模に。

今回の新しい契約により、マイクロソフト社は、家庭や職場でのクラウド サービスをサポートするとともに、新しい再生可能エネルギーへのアクセスを提供する。これにより、自社のクリーンエネルギーと持続可能性の目標の実現を目指す。

2021年、マイクロソフトは「100/100/0 clean energy goal」を立ち上げ、2030年までに、「電力消費量の100パーセントを、100 パーセントの時間、ゼロカーボンエネルギーの購入により賄うことを目標」にしている。また、2025 年までに世界中の自社の建物とデータセンターで100%再生可能エネルギーを使用し、2030年までにカーボン ネガティブを実現することを目指すという。

今回の契約には、米国および欧州だけでなく、アジア太平洋、インド、ラテンアメリカ内で追加の再生可能エネルギー容量を提供する範囲を拡大することも考えられる。新たな再生可能エネルギープロジェクトの大規模なポートフォリオを構築するインセンティブとなるだろう。

【参照ページ】
(原文)Brookfield and Microsoft Collaborating to Deliver Over 10.5 GW of New Renewable Power Capacity Globally

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025-8-22

    サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025年8月8日、金融庁は、「2027年版EDINETタクソノミの開発案」を公表した。これは、I…
  2. 2025-8-19

    PR【対談&ワークショップ】第一生命が語る「ESG開示」と「企業価値向上」

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る