I Squared、ブラジルのクリーン・エネルギー・プラットフォームÓrigo Energiaに約580億円を投資
1月8日、世界的なインフラ投資会社I Squared Capitalは、ブラジルの分散型エネルギー発電会社Órigo Energiaに最大4億ドル(約580億円)を投資することで合意したと発表した。この投資資金は、Órigoのパイプラインである2GW以上の分散型太陽光発電プロジェクトの建設資金に充てられる。
本取引は2024年第1四半期に完了する予定で、先月サンパウロに事務所を開設したのに続き、I Squaredにとってブラジルへの初の直接投資となる。ブラジルは、ラテンアメリカ最大の電力市場を有する再生可能エネルギー先進国であり、同国の電力構成の80%以上を再生可能エネルギーが占めている。
2010年に設立されたÓrigo Energiaは、ブラジル最大の分散型発電事業者であり、国内の複数の州に100カ所以上の太陽光発電所を有する。すでに30万メガワットの分散型発電資産が稼働しており、10万人以上の顧客にサービスを提供している。
I Squaredによると、ブラジルで分散型発電が大きな成長を遂げ、規制環境が緩和され、太陽光発電が市場にとってますます手頃なエネルギー源として台頭している中、今回の投資は実現した。