ADNOC、炭素回収開発企業Storeggaの株式10%を取得

ADNOC、炭素回収開発企業Storeggaの株式10%を取得

1月8日、アブダビ国営石油会社(ADNOC)は、英国を拠点とする炭素回収・貯留プロジェクト開発会社Storeggaへの投資を発表した。

ADNOCによると、この投資は昨年発表された、低炭素ソリューションと脱炭素技術に150億ドル(約2兆円)を割り当てるという同社のイニシアティブの一環であり、クリーン電力、電化、エネルギー効率などの分野に加え、炭素回収・貯留(CCS)を投資対象分野としている。

ADNOCは、2030年までに年間1,000万トン(mtpa)の炭素回収能力を目標としていると述べた。同社は、炭素回収能力のためのコミットメント投資をほぼ 400 万トン/年にまで拡大するプロ ジェクトを発表した。

2020年に設立されたロンドンを拠点とするStoreggaは、炭素回収、輸送、永続的な深地層貯留など、カーボン・エコシステム全体のインフラを開発しており、英国、米国、ノルウェーでCCSプロジェクトのポートフォリオを保有している。2020年には、スコットランド北東部のAcorn CCSとAcorn Hydrogen Projectの開発リーダーであるPale Blue Dotを買収し、2030年までに年間最大1,000万トンのCO2を貯蔵できる体制を整えた。

Storeggaによると、この投資は同社の第4回資金調達ラウンドの一環であり、GICやマッコーリーを含む既存株主も参加している。この投資ラウンドで得た資金は、現在進行中のプロジェクトや事業開発活動に充てられるという。

【参照ページ】
(原文)ADNOC Makes Strategic Investment in Storegga, Broadening its Carbon Management Portfolio
(日本語参考訳)ADNOC、炭素回収開発企業Storeggaの株式10%を取得

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-12

    BCG支援のVC、Bキャピタル、気候変動プラットフォームのリードへ向け新たな幹部を発表

    4月8日、マルチステージのベンチャー投資会社であるBキャピタルは、気候変動投資プラットフォームの拡…
  2. 日本、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    2024-4-11

    SSBJ(サステナビリティ基準委員会)、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    4月3日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は、IFRS財団の国際サステナビリティ基準委員会(…
  3. 2024-4-11

    ブラックロック、ESG政策を理由に1.3兆円の資産売却を決定したテキサス州を「無謀」とし、再考を促す

    3月21日、ブラックロックは、テキサス州教育委員会がエネルギー企業への「ボイコット」とESG投資慣…

アーカイブ

ページ上部へ戻る