7月19日、グローバル企業団体WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)は、インドのトラック市場のEV化を進めるため、ZEV-EMI(Zero Emission Vehicles Emerging Markets Initiative)とインド政府のE-FAST(Electric Freight Accelerator for Sustainable Transport)イニシアティブの下、15社の著名企業が結集した。ゴアで開催されたG20およびクリーン・エネルギー大臣会合で、両者はいくつかのパイロット・プロジェクトを発表し、2027年までにインドで5,000台以上、2030年までに約7,700台のEVトラックの需要を示唆した。両者は、国家タスクフォースを通じて、EVトラックの普及に有利な市場条件を確立するために協力することに合意した。
本発表は、ZEVTCの下、NITI Aayog、英国、米国、WBCSDが主導するインドとのZEVカントリー・パートナーシップの一環として開催された一連の対話の後に行われた。
NITIアーヨグが主導し、世界資源研究所(WRI)インドが支援するZEV-EMIイニシアティブとE-FASTプラットフォームは、企業と政策立案者を結びつけ、全国的な電気貨物輸送(e-freight)活動を推進する。参加企業には、Aditya Birla Group、Amazon、Danfoss India、DHL Group、Gentari、JSW、Maersk、Nestle、PepsiCo India、Shree Cements、UltraTech Cement、Tata Chemicalsなどが含まれる。
これらの企業は、車両運行におけるCO2排出量の削減に取り組んでいる。これらの企業は、インドの電子貨物市場の発展を促進する国家タスクフォースの下で協力する予定。本タスクフォースは、「需要の集約」「産業能力の構築と必要な融資手段」「総所有コストのモデル化」「大規模な試験的導入の計画」「インドにおけるゼロエミッション・トラックのための政策立案の支援」からなるEVトラック普及のための国家5本柱戦略に従って構成されている。
【参照ページ】
(原文)Companies unite to advance truck electrification in India and signal demand for 7,700 electric freight vehicles by 2030
(日本語訳)WBCSD、インドでEVトラック促進に向け各社が団結