Low Carbon、太陽光発電の建設資金として500億円超を確保

再生可能エネルギー投資会社「Low Carbon」が太陽光発電の建設資金として約532億円を確保

5月16日、再生可能エネルギー投資・資産運用会社であるLow Carbonは、大規模太陽光発電プロジェクトの建設を可能にすることを目的として、国際銀行であるABN AMRO、ING、オーストラリアのCommonwealth銀行、Intesa Sanpaolo(IMI CIB部門)と3億1千万ポンド(約534億円)の金融ファシリティを確保したと発表した。

2022年8月に発表された2億3,000万ポンド(約394億円)の優先債務枠と合わせると、総額5億4,000万ポンド(約927億円)の債務調達は、この種の民間建設債務枠としては最大級となる。

Low Carbonによると、今回の資金調達により、同社は英国とオランダの両国でさらに448MWの太陽光発電プロジェクトを建設することができ、建設中のパイプラインは合計約1GWとなり、30万トンの二酸化炭素排出を防止することができる。

また、今回の資金調達により、Low Carbonは2030年までに20GWの新規再生可能エネルギー容量を創出するという目標を達成することができると述べる。

【参照ページ】
(原文)Low Carbon secures £310m in second finance facility with leading international banks to drive renewables expansion
(日本語訳)Low Carbon、太陽光発電の建設資金として約532億円を確保

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る