Blackbaud、「Impact as a Service」技術プロバイダーのEVERFIを約870億円で買収

Blackbaud、「Impact as a Service」技術プロバイダーのEVERFIを約870億円で買収

1月4日、社会的影響を重視するクラウドソフトウェア企業であるBlackbaudは、「Impact as a Service」技術を提供するEVERFIを現金と株式で約7億5千万ドル相当(約870億円)で買収したことを発表した。

2008年に設立されたEVERFIは、クラウドベースのソフトウェアとコミュニティ・エンゲージメント・エコシステムを組み合わせ、民間、公共、社会セクター組織による教育を通じた課題解決と、コミュニティ・エンゲージメントの活性化によるサービスを提供している。また同社は、企業パートナーに対して、ESGやCSRの目標をサポートする教育プログラムの効果を測定するためのインサイトを提供している。

Blackbaudによると、今回の買収により同社のTAMは200億ドル(約2兆3,193億円)以上に倍増し、両社はコミュニティ教育からボランティア活動、助成金制度、慈善活動まで、テクノロジーを活用したさまざまなプログラム領域で企業の社会貢献活動を支援することが可能になるという。また顧客の重複はほとんどないため、クロスセルを活かした収益成長を見込んでいる。

【参照ページ】
(原文)Blackbaud Acquires EVERFI, a SaaS Leader Powering Corporate ESG and CSR Initiatives that Reach Millions of Learners Each Year
(日本語訳)Blackbaud、「Impact as a Service」技術プロバイダーのEVERFIを約870億円で買収

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. ISSB×SASBスタンダード改訂:実務対応の整理とステップガイド

    2025-7-11

    ISSB×SASBスタンダード改訂:実務対応の整理とステップガイド

    2025年7月に公表されたSASBスタンダードの改訂案は、IFRS S2の産業別ガイダンスと連動す…
  2. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  3. 2025-7-10

    EUタクソノミーの簡素化で企業の負担軽減へ―欧州委、報告義務緩和を採択

    7月4日、欧州委員会は、EU共通の分類基準であるEUタクソノミーに関する一連の簡素化措置を採択した…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る