LNG輸出者国際グループGIIGNL、「カーボンニュートラル」定義フレームワーク発表

LNG輸出者国際グループGIIGNL、「カーボンニュートラル」定義フレームワーク発表

液化天然ガス輸入業者の国際グループ(GIIGNL)は11月17日、LNG貨物を「カーボンニュートラル」と宣言する慣行が増加している中で、カーボンニュートラルLNG貨物と宣言するための包括的なフレームワークの立ち上げを発表した。

このフレームワークは、天然ガスの抽出、液化、輸送、再ガス化から最終消費まで、バリューチェーン全体にわたって温室効果ガス排出量の検証、定量化を促進する。

GIIGNLは、排出量を可能な限り回避および削減することを推進しているが、オフセットを申請することで他の方法では削減または回避できない残留排出量を補うことができる。

GIIGNLの社長は「世界経済がネットゼロ排出量に移行するにあたって、LNG業界の役割を果たすためにバリューチェーン全体で協力し、排出量について一貫した説明ができることが不可欠だ」と述べた。

【参照ページ】
(原文)GIIGNL releases MRV and GHG Neutral Framework
(日本語訳)LNG貨物の「カーボンニュートラル」定義フレームワーク発表

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る