シュナイダーエレクトリック、データセンターの環境への影響を測定・対処するフレームワークを発表

シュナイダーエレクトリック、データセンターの環境への影響を測定・対処するフレームワークを発表

エネルギーとオートメーションのデジタルソリューションを提供するシュナイダーエレクトリック社は、環境に配慮した持続可能なデータセンターのための包括的なフレームワークを発表した。事業者が環境への影響を測定し軽減することを目的としている。同社によると、データセンターは世界の二酸化炭素排出量の最大2%を占めており、これは航空業界の排出量に匹敵する。データセンターへの需要が急速に高まる中、環境への影響に対応する必要性が高まっている。

シュナイダーエレクトリック社のフレームワークは23の主要指標を用いて、取り組むべき5つの影響分野を提案している。5つの分野とは、エネルギー、GHG排出量、水、廃棄物、土地・生物多様性。このフレームワークは、ESGの専門家、サステナビリティコンサルタント、データセンターの科学者、データセンターのソリューションアーキテクトの専門知識を活用して、同社のエネルギー管理研究センターによって開発された。

同社によると、標準化されたサステナビリティ指標を追跡・報告することで、社内チームの連携を改善し、透明性を高めることができるという。また、このフレームワークを利用することで測定基準の選択の難しさを解消し、持続可能性の目標に関するコミュニケーションを改善し、データに基づいてオペレーションを改善し、外部のステークホルダーへの定期的な報告を可能にし、同業他社とのベンチマークを標準化することができる。

【参照ページ】
(原文)Schneider Electric Launches Framework to Measure and Address Environmental Impact of Data Centers
(日本語訳)シュナイダーエレクトリックがデータセンターの環境への影響を測定して対処するためのフレームワークを発表

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-3-14

    LEGO Group、リサイクル素材を使用した新タイヤパーツを導入し持続可能性を強化

    2月26日、LEGO Groupは、より持続可能な素材を活用した新たなLEGOタイヤの導入を発表し…
  2. 2025-3-13

    スタンダードチャータード、移行計画を公表、2050年ネットゼロと2025年の自社排出ゼロを目指す

    2月27日、スタンダードチャータード銀行(以下、スタンダードチャータード)は2025年2月27日、…
  3. グリーンウォッシングの実態と規制動向:企業の責任と消費者の視点

    2025-3-10

    グリーンウォッシングの実態と規制動向:企業の責任と消費者の視点

    グリーンウォッシングとは、企業がその環境への貢献を過大に展示したり、不実な環境反映情報を提供したり…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る